持つべきものは朋

オンライン英会話の会社でスクール事業を立上。「学校教育で英語が話せるように」を当たり前にすべく日々奮闘中。

「誰かのために」でチームは強くなる

競泳男子メドレーリレーで過去最高の銀メダルを獲得した。
中でも印象的だったのは、終わった後のインタビューで松田キャプテンが口にした言葉。

「(北島)康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかないと3人で話していた。」

アテネ、北京と2大会連続で個人で結果を残し、日本の競泳界を引っ張ってきた北島選手。
惜しくも個人としてのメダル獲得を逃しながらも、メドレーリレー終了後には
とてもすがすがしい顔つきで表彰台に立っているように見えた。

「北島選手のために。。。」

非常にシンプルで、かつ力強くメンバーの間に生まれた共通の目的意識が、
素晴らしい結果をもたらす原動力になったのだろう。

泳ぐ時には1人。。。
不安やプレッシャーを受けやすい競技だからこそ、こういうときに
共通の目的意識を強く持つことでチームに一体感が生まれ、
それが安心感と自信に変わり、成果に結び付く泳ぎができる。


これは何もオリンピックのような特別な場だけに適用されるものではない。

ビジネスの場であっても、高い成果をあげられる強いチームを作るためには、
共通の目的意識と相互信頼が必要だ。

共通の目的意識はこの場合、ミッションでも良いし、明確な数値目標でも良いし、
大事にしたい価値観でも良い。これらはすべて、チームを強くするために機能する要素になる。

しかしながら、最もシンプルで最も難しい要素が、リーダーの「人間性」だ。
冒頭の例で言えば各選手が「北島選手のために」と心から思って競技に取り組めるということ。

今回は松田選手がキャプテンだったとしても、精神的な支柱はやはり北島選手だったと思う。

北島選手は「3大会連続金メダル」という、とんでもない偉業にチャレンジするために、
並はずれたトレーニングを行い、金メダル獲得への意欲と姿勢を見せることで、
日本選手団を引っ張ってきた。

北島選手のメダルへの姿勢が信頼を生み、「北島選手のために」という思いが生まれ、
結果的に北京五輪と比べて獲得メダル数を大きく伸ばせたのではないだろうか。

自分自身への戒めをこめて、「リーダーのために」と思ってもらえるようなチームを目指し、
チャレンジする姿勢と努力は怠らずに進んでいきたいと思う。