持つべきものは朋

オンライン英会話の会社でスクール事業を立上。「学校教育で英語が話せるように」を当たり前にすべく日々奮闘中。

大半の仕事がプロジェクト化していく世界で、ビジネスパーソンの価値について問い直してみる

■はじめに

仕事柄、多くの教育事業者やICT関連事業者、政府・自治体・教育委員会や大学の先生等、さまざまな業種・職種の方にお会いする機会があり、ご縁あって仕事につながることもありますが、基本的には「プロジェクト」での仕事が増えてきています。新規事業ということもあり、やることすべてがプロジェクト業務にせざるを得ない状況という意味では、「そりゃそうだ」と思われるかもしれません。ただ、この傾向はどの業種でも加速していくと思っています。

 

今回は、プロジェクト業務が増えている背景について整理しながら、未来のビジネスパーソンに求められる価値ってどんなものか、どうあるべきかについて考えていきたいと思います。

 

 ■プロジェクト業務が増えているワケ

プロジェクト業務増加の理由は、大きく3つあると思っています。具体的には「システム化」、「グローバル化」、そして「働き方の多様化」です。

 

1.システム化による人間の仕事の代替

以前の記事でもふれましたが、これまで人間がマニュアルでやってきたルーティーン業務がシステムの導入によって効率化・自動化され、代替が進みつつあります。

今後は「AI」の発展により、ルーティーン業務だけでなく、ある程度パターン化が可能な専門職の仕事自体も代替されていくでしょう。最近の記事では、米ゴールドマン・サックス社の事例※が印象的です。
※人工知能による自動化が進むゴールドマン・サックス、人間のトレーダーは600人から2人へ - GIGAZINE
こういったシステム化が進むことにより、人間の仕事はより機械化させづらい戦略的な意思決定やコミュニケーション等に重きが置かれていくでしょう。

 

2.グローバル化により加速する仕事のプロジェクト化

日本が成長を続けていく上では、インバウンド・アウトバンドの両輪から、海外とのかかわりを促進していくことが必要であり、ビジネス上でのコラボレーションを行うこともより増えていくのではと思います。その際、言葉や文化の異なるパートナーといかにコラボレーションをし、決められた期限までに成果を出せるかが問われてきます。

バックグラウンドの異なる相手に自分の考えを理解させ、納得させ、動かすためには、自分はどういう存在なのか、どういう考えなのかといった、「自分らしさ」を相手に明確に伝えられる必要があります。

 

3.働き方の多様化による「個」の重要性の高まり

働き方が多様化するなかで、より時間の自由度を求めてフリーランスを選択する層も増加傾向※にあり、複数の組織・個人が協働してプロジェクトを進めることも増えてきます。

※ランサーズ、フリーランス実態調査2016年版を発表!一億総活躍、働き方を自ら選ぶ国内フリーランス人口は1,064万人に!|ランサーズ株式会社のプレスリリース

こういった状況が進むと、「株式会社●●」ではなく「(●●にいる)▲▲さん」に仕事がつく、つまりより「仕事が属人化」していく状況が進むのではないかと思われます。その際、「こないだの仕事でお世話になった▲▲さん」とか、「~~といえば▲▲さん」といった、これまでの成果や自分の専門性・スキル等が個人として選ばれる基準になってきます。

 

ビジネスパーソンの価値を問い直す

「システム化」、「グローバル化」、そして「働き方の多様化」が進む中で、「(人間らしさとしての)意思決定・コミュニケーション」、「(日本人としての)自分らしさ」、そして「(仕事上の)専門性・スキル」の重要性が加速していくということに触れてきました。

 

プロジェクト成功のために自分が貢献できるものは何かを突き詰めて考え、それをメンバーに伝えることで、個人としての価値を発揮することができなければ、次のプロジェクトに呼ばれることはないでしょう。

また、気を付けなければならないのは、専門性・スキルについては時代の変化やテクノロジーの進化により、陳腐化する可能性も出てきます。

 

自分がこれまでやってきたことについて決して過小評価せずに自信を持ちつつ、絶えずグローバルで見た時の自分自身というビジネスパーソンの価値を問い直しながら、新たなチャレンジ領域を見出し、失敗してもよいので思いっきりチャレンジしてみる。

 

そうすることで、新たな経験と専門性・スキルを得、どんなプロジェクトにアサインされても成果に貢献できる人材であり続けることができるのではないかと思いますし、自分自身もそうあり続けたいと強く感じます。

 

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